先日行ったYouTubeライブでは多岐にわたるトピックでお話ししましたが、その中で特に経営者の皆様に強くお伝えしたいテーマがあります。
それは、現在の先行き不透明な経済環境における「資金調達のシビアな現実」と、企業がさらに上のステージへ進むための「次なるステップ」についてです。
迫り来るコスト高騰と「審査ゆるゆる」時代の終焉
現在、ビジネスを取り巻く環境は急速に厳しさを増しています。
例えば、JR九州が2028年の竣工を目指して博多駅の上に建設予定だった「空中都市」構想ですが、建築資材の高騰によって435億円の予算が倍近くに膨れ上がり、計画断念に追い込まれました。
このような予算の倍増と事業計画の見直しは、今やあちこちで起きている現実です。また、中東情勢の緊迫化により、石油関連商品の価格が上昇し、タイムラグを持って様々な影響が事業を直撃することは避けられないでしょう。
こうした状況下で、一部の経営者は「また国からの特別なセーフティネット融資でなんとかなる」と期待されているかもしれません。
しかし、コロナ禍の時のように審査が特別に「ゆるゆる」になることは、現時点では期待すべきではありません。現在、金融機関はすでに借入がある企業に対して、単に「環境が厳しいから」という理由だけで簡単に融資の門戸を開くほど甘くはないのです。
自社の現状と今後の回復見通しをしっかりと金融機関に示せなければ、融資を引き出すことは極めて困難になっています。
高みを目指す企業が取るべき次のステップ
では、このような環境下で、年商数億円規模へと成長を目指す企業はどう財務を構築していくべきでしょうか。
多くの中小企業が創業期に日本政策金融公庫などの公的融資を活用していますが、いつまでも公庫の融資枠だけに依存するのは得策ではありません。
現状、公庫の金利は比較的高くなっている側面もあり、必ずしも常に有利とは限らないからです。
企業が次のステージへ進むためには、資金調達のルートも進化させる必要があります。
具体的には、決算を重ねて実績を作りながら、信用保証協会付きの民間金融機関融資を並行して開拓していくことです。そして、最終的には保証協会に依存しない「プロパー融資」を民間金融機関から引き出せる強固な財務基盤を構築していくことが、真の安定成長に繋がります。
外部環境の変化によって、これまで調子が良かった企業であっても、突然業績が悪化するリスクが多々ある時代です。だからこそ、経営者には数字への苦手意識を克服し、先を見据えた戦略的な視点で銀行交渉や財務構築を行う力が求められます。
私は、目に見えない「信用」や「徳」を日々の経営で積み重ね、それを確かな財務的価値へと転換していく「徳資本経営」の実践こそが、今の時代に求められていると確信しています。確固たる理念に基づき、金融機関からの絶対的な信頼を勝ち取る。それこそが、どんな危機にも揺るがない企業を作ります。
私は「社外CFO」としての専門的な知見をもって、貴社の強靭な財務基盤作りと、プロパー融資の獲得に向けた戦略を全力でバックアップいたします。
本気の成長を志す経営者の皆様、ぜひ一度、貴社の財務戦略について深く語り合いましょう。