本プログラムでは、
以下の内容を基本にレクチャーします
※ご本人のスキルや知識のご状況によっては、内容に濃淡をつけさせていただきます。
第1回から第12回までのコンサルティング内容
- 第1回 さあ、起業を実現するための準備を始めよう
- 第2回 ビジネスモデルを検討しよう
- 第3回 起業家に必要なメンタルを鍛えよう
- 第4回 行動力とタイムマネジメント
- 第5回 事業経営の基本
- 第6回 人と組織のマネジメント
- 第7回 足りないスキルとノウハウを補う
- 第8回 経理と資金繰り
- 第9回 起業時に必要なお金と資金調達のコツ
- 第10回 お客様を集める活動「マーケティング」
- 第11回 起業へ向けて最終的な準備をしよう
- 第12回 さあ、起業のスタートラインへ!
第1回 さあ、起業を実現するための準備を始めよう
1.起業を実現させて長く続けるために必要なこと
多くの起業家は、せっかく意気揚々と起業しても短期間で廃業という事態に陥ってしまいます。
一方、末永く続く起業家は、長く続けるために必要なことを心得ています。
実はそれは、ちょっとしたことの積み重ねなのです。
2.起業する決意を固めるための方法とは
「いつかは起業したい」と思っていても、具体的に時期を定めて準備に着手しなければ、起業は永遠に現しません。
高齢になってから「勇気を出して起業すればよかった」と後悔することだけは避けていただきたいと思います。
ここでは、起業を決意するために必要な考え方をお伝えします。
3.起業動機と人生目標をリンクさせる
起業する動機は人によってさまざまですが、事業を軌道に乗せている人は自分の人生目標を強く意識しています。
起業を、目標達成のための一つの手段として考えるので、ビジネスを進めることに関して迷いがなくなります。
4.起業しても長く続けられない最大の理由とは
起業して短期間で行き詰まってしまう原因は、直接的にはお金が足りなくなったことですが、実はその背景となった問題があります。
「お金が足りない」という状態がなぜ起こるか。
それを引き起こす原因は、経営者本人にあることがほとんどといっても過言ではありません。
5.起業後の危機を乗り越えるためのノウハウ
起業すると、好むと好まざるとにかかわらず、取引上のトラブルや社員の問題などさまざまな難局に直面してしまう可能性があります。
あなたも、「危機に直面するのは当たり前」と考えていただき、うまく乗り越えるためノウハウを身につけてください。
6.起業のための7つのステップ
首尾よく起業して事業を長く続けられるようになるには、重要な7項目の準備を行う必要があります。そのうち一つでも欠けてしまうと、たとえ起業できたとしても、ちょっとしたことでつまづく脆弱な体質の事業になってしまいます。
あなたにはぜひ、起業準備の7つのステップを着実に踏んでいただきたいのです。
7.起業実現に向けてスケジュールを立てよう
起業を志すなら、実現に向けて何をいつまでにやっていくのか、スケジュールを立てることが第一歩です。とはいえ最初は「何から手をつけたらいいか分からない」という状態だと思います。
起業実現へ向けてどのように行動計画を策定すればいいか、分かりやすくお伝えしています。
8.起業家に向いている人になる方法
多くの起業志望者が悩むことの一つが、「自分は起業家に向いているのだろうか?」という不安です。最初から起業家向きの人はごく一握りです。
でも実は、起業家あるいは経営者としてやっていくための資質は、ちょっとした努力によって身につけることが可能なのです。
9.「儲かる起業家」と「残念な起業家」の違い
起業を実現した人の多くが、儲かるどころか「赤字続きでたいへん」という事態に陥ります。それは、儲けるための技術を知らないからです。
永続して安定した収益を確保するためには、本通信講座で儲ける技術を習得していただくことが有効です。
第2回 ビジネスモデルを検討しよう
1.最大の課題はどんなビジネスをするか
起業を実現しようとするときの最初のハードルが、「どんなビジネスをするか」という課題です。
メディアでは斬新なビジネスで起業した人の記事が多く出ているので、「起業するには他の人が思いつかないようなアイデアが必要」と思っている方が少なくありません。
しかし実際には、メディアで話題になるような内容でなくても、お客様をつかむことができるビジネスが構築できれば、起業して事業を繁栄させることは十分に可能です。
2.ミッションを決める
たとえ起業することを決意したとしても、準備しているうちに「これでホントにいいのだろうか?」と気持ちが揺らぐことは少なくありません。すると起業をあきらめてしまうか、あるいは起業できたとしても途中で行き詰まる懸念があります。
起業や事業継続に欠かせない「ぶれないミッション」を決めることについて、その重要性と策定方法について説明します。
3.自分でできるビジネスとできないビジネスを見極める
ビジネスのアイデアを思いついても、それが本当に実現できるのか、あいまいなままスタートしてしまうと大きな損失につながります。思いつきのビジネスを「このアイデアなら儲かる!」と、過信しすぎて失敗する人は実に多いのです。起業成功のカギの一つは、実現可能なビジネスをどのようにして見極めるか、ということです。
4.長く続けられるビジネスモデルとは
3万人の経営者と会ってきた私は、長く続くビジネスモデルがどんなものか、仮説と検証を繰り返してきました。
一つの結論は、「だれもが驚くような斬新なビジネスモデルが長く続くのではなく、環境変化に適合できるビジネスモデルである」ということです。いくつかの事例をご紹介しながら解説します。
5.ビジネスのアイデアを発想する7つのコツ
ビジネスは、スタートする前もした後も、たくさんのアイデアを出し続けることが求められます。商品やサービスの開発、マーケティング、人のマネジメントなどについて、より効果的効率的なアイデアを発想する必要があります。
実際の成功起業家がやっている、7つのアイデア発想法をお伝えします。
6.アイデアをビジネスに生かす方法とは
あなたが捻り出したアイデアは、取捨選択してビジネスに活用することでその効果を発揮します。しかし、実行するのはそれほど簡単なことではありません。
せっかく生まれたアイデアを、最大限活用する方法を知っていただきたいと思います。
7.自分の能力を正しく認識する方法
起業するに際して、とても大切な作業が自分のスキルやノウハウを棚卸することです。「自分なんて何も取り柄がない」と思っている人も多いのですが、必ずと言っていいほど他の人にない優れた能力を持っているものです。ここでご説明している方法で自分の棚卸をすれば、起業に役立つ自分オリジナルのスキルを発見することができます。
8.実際に取り組むビジネスを決める判断基準とは
多くのビジネスアイデアから、最終的に取り組むビジネスを選ぶときには、大いに迷うものです。潤沢な資金等の経営資源が整う起業家は複数のビジネスを始められますが、ほとんどの起業家の場合は基本的には一つに絞る必要があります。
その絞り方を知らないと、せっかく起業しても後悔することになってしまいます。
第3回 起業家に必要なメンタルを鍛えよう
1.考え方を会社員から経営者へと切り替える
会社勤めをしている方が、起業して成功するためには、考え方を会社員から経営者へ大きく転換しなければいけません。
なぜなら、雇われている立場の考え方の延長では、起業は絶対にうまくいかないからです。
お金に対する考え方を初め、自ら切り開いていくハングリー精神など、起業準備の段階で頭を切り替えておきましょう。
2.長く続く経営者はメンタルが強い
起業に関する書籍や起業セミナーではあまり語られていませんが、起業家になるためにはメンタルを鍛えるというトレーニングがとても重要です。
私自身が、このメンタルを意識して事前準備を行ったことが、起業後にどれだけ役に立ったか計り知れないものがあります。
3.「起業家メンタル」は起業する前に鍛えられる
起業して少々のことでは心が折れない強靭な「起業家メンタル」は、起業する前に鍛えておかなければなりません。
「そんなものは起業後に嫌でも鍛えられるだろう」と思っても、大きな困難に直面してからでは遅いのです。
でも起業準備段階であれば、無理なく鍛えることができます。
日頃から意識や行動の面でちょっとした工夫をすることで、徐々に鍛えることができます。
4.アントレプレナーシップを醸成するトレーニング
アントレプレナーシップとは、企業家精神のことであり、「新しい事業の創造 意欲に燃え、高いリスクに果敢に挑む姿勢」です。どんなに小さな起業でも、社会起業家のように社会貢献型の起業でも、アントレプレナーシップをもっていなければ長く続けることは不可能です。起業する前に、ぜひ身につけていただきたいものです。
5.マインドマネジメントのための5つの方法
起業して直面する難局には、お金の問題を初めとしてさまざまなものがあります。
そこで窮地に陥っても心が折れないようになるためには、自分のマインドをマネジメントする能力が必要です。
ここでは、私が会った経営者の実例を示しながら、マインドマネジメントのための5つの方法を解説します。
6.これを知っておけば人間関係なんか怖くない
人間関係で悩むのは、会社員だけではありません。起業した後も、違う形の人間関係が生まれるので、それで悩んでしまう人も少なくありません。自分を助けてくれる人がいるかと思うと、逆に足を引っ張ったり落とし入れようとしたりする人も出てきますから、翻弄されないように要注意です。
でも、起業後の人間関係は、うまく立ち振る舞う方法を知っておけば何も怖いことはありません。
7.起業家に必要な対人交渉力を強くする
起業後は、お客様や仕入先など多くの人と交渉する場面が多くなります。とくに価格や取引条件の交渉だと、その結果次第で利益になることがあれば損してしまうこともあります。
したがって、うまく自分の有利になるような交渉方法を知っておく必要があります。
8.経営判断に迷ったときにどうしたらいいか
よく「経営者は孤独だ」といわれますが、実際に起業すると孤独を強く感じるものです。
とくに何か重大な決断をしなければならないときは、頼れる人がいなくて悩む経営者は多いのが実態です。経営者の中には占い師に頼る人もいますが、最終的には自分で決めなくてはなりません。
起業後は、判断に迷う場面にしばしば直面します。
そこでどのような考え方で決断するべきか、実例を挙げて説明します。
第4回 行動力とタイムマネジメント
1.起業で怖いのは行動力を失ったとき
起業して最初は順調なスタートを切っても、ある程度軌道に乗った頃に行動力を失う人は意外に多いものです。
経営者の行動力は、事業を推進する大きな原動力になります。ところがなぜか行動力が低下し、事業を停滞させてしまうという事態に直面することがあるのです。
2.行動力を高めるためにもっとも有効な方法とは
起業を目指しているあなたは「行動力を失うことなんてないだろう」と思うかもしれませんが、事業がうまくいってきたときに襲ってくるワナなのです。起業する前に知ることで、どんなときでも抜群の行動力を持ち続ける経営者になり、事業を永続的に繁栄させることができます。
3.忙しい起業家のタイムマネジメントとは
起業すると、常に「時間が足りない」と感じるようになります。
事業が順調でもそうでなくても、「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」と気が焦る場面が多くなります。
そこで、重要なことがタイムマネジメントです。経営者ならではのタイムマネジメントの手法について、今のうちに知っておくべきことを解説します。
4.効率と生産性を劇的に高めるスケジューリング
事業経営は、付加価値の高い商品やサービスを提供することが利益を得るためにとても重要です。
そのためには、いかに効率的に生産性を高めるかということが重要課題です。
ここでは、スケジューリングに工夫をしている経営者の事例を挙げてポイントを説明します。
5.稼げる起業家のノート・手帳術
成功している起業家の多くは、ノートや手帳を戦略的に活用しています。
もちろん、スマホやタブレットなども使っていますが、ノートや手帳が持つアナログならではの利点を生かして事業経営に役立てています。
6.起業家が集中力を高めるための方法10項目
経営者は、しばしば集中力を発揮すべき場面に遭遇します。
ビジネスのアイデアを捻り出す、重要な商談に合わせて準備する、納期までに製品をつくり上げる、など短時間に集中して成果を出さなければなりません。
集中力を発揮するために役立つ10項目の方法を知ることで、あなたも起業家として大きな成果を達成できるでしょう。
7.目標を達成するために使えるツール10選
ビジョンを掲げて達成に向けてまい進する起業家は、事業を発展させることができます。でも、目標を達成するためには工夫が必要です。起業して着実に業績を伸ばしている起業家は、中長期的な目標を立ててPDCAサイクルによって成長しています。
そうした起業家が活用しているツールを具体的にご紹介します。
8.起業家としてやっていける体力をつける方法
中小企業は、経営者が健康で活発に動ける体力を備えているからこそ発展することができます。
稼げる経営者は、常に自分の健康や体力増進に努めています。自分に合う健康法や運動を、うまく時間を見つけて実施しているものです。
しかし経営者として必要な体力は、普段から習慣的に継続しなければ一朝一夕には身につかないのです。
第5回 事業経営の基本
1.個人事業を始めるまでの準備と留意点
「個人事業にするか法人にするか?」、誰もが悩む選択肢です。
ここでは個人企業と法人企業のメリットデメリットを述べたうえで、個人事業主を選んだ場合の準備と留意点について解説します。
2.法人(株式会社・合同会社など)のつくり方と留意点
法人の形態は、株式会社を初めとして合同会社、NPOなどいくつかありますが、それぞれの特徴と留意点を開設します。基本は株式会社になりますが、業種やビジネスの内容によってはNPOなど他の形態のほうがメリットが多い場合もあります。
事例を交えながらご説明していきます。
3.税務申告・社会保険の基礎知識
会社経営において忘れてはならない税務申告や社会保険について、手続きや得するためのポイントについて説明します。
とくに税務申告は、会社の業績を示す決算書を作成することに加えて、納めるべき税金の金額を算出するという重要な作業になります。「税金は払いたくない」という社長が多いのが実態ですが、そればかりを考えると取り返しのつかないことも起こり得ます。
私が見てきた事例を挙げて、決算処理や税務申告について適切かつメリットが多い方法をお伝えします。
4.各業種による経営で留意すべきこと
始めようとするビジネスの業種や業態によって、忘れてはならい留意点がいくつかあります。とくに法令によって規制されている業種も多いので、必要な許認可や気をつけなければいけない点について説明します。
とくにこれまでにないような新しいビジネスを始める場合は、法規制上グレーゾーンも発生してきます。せっかく稼げるビジネスなのに、ストップがかかったら元も子もありません。
5.経営って何?実際にはどうやって進める?
実際に起業した人の中には、経営の基本を知らなかったために、思わぬ落とし穴にはまってしまう方が多いものです。
そもそも経営ってどのように進めるのか、ワナに陥らないようにするためにはどんなことに気をつけるべきか、などについて失敗事例を挙げて解説します。
6.起業後1年目でやるべきこと
起業後1年目は、その後事業を軌道に乗せるためにとても大切な時期です。しかし一方では、慣れないために失敗もしてしまいがちです。
ロケットスタートを切って2年目以降に飛躍できるように、1年目にやるべきことをしっかりとお伝えします。これを知っているか知らないかで成否が大きく左右されます。
7.事業のドメインを構築しよう
「事業のドメイン」とは、「自社が活動・競争する領域」のことです。経営学の用語としては古いものですが、今でも中小企業の場合は強く意識すべきです。あなたの企業がどんな事業でどこの領域で活路を見出していくのかを明確にして、競争に勝ち抜く必要があります。
あなたの事業ならではの力を発揮して、できるだけ競合の少ない領域を開拓することが小さな企業が続くための秘訣です。
8.自社をブランディングしてお客様へ訴求する方法
中小企業がお客様に選ばれるためには、独自の強み(USP:unique selling proposition)を示すことが必要です。他と同じような商品やサービスでは、あなたの企業やお店を選ぶ理由がないからです。あなたの商品やサービスを、他とは明確に区別できる魅力的なものになるようにブランディングすることが大切です。
というと難しいことのように聞こえますが、独自の強みは工夫することで示すことは可能なのです。ここでは、ブランディングのためのヒントを勉強することができます。
9.マーケティング活動と営業活動
どんなにいい商品やサービスを開発しても、お客様となる人に伝わらなければ売れません。「商品3分に売り7分」といわれるように、売るための活動、つまりマーケティングや営業活動が重要です。
今やマーケティングにはWEBを活用したものから人を介するものまで、さまざまな方法があります。自社の商品やサービスに合った方法を知って、効果的に売っていくことが重要です。うまくいっている事例を示しながら、すぐに取りかかれるマーケティングと営業について解説します。
第6回 人と組織のマネジメント
1.ビジネスパートナーの重要性
ビジネスパートナーとは、狭義的には一緒に起業する仲間を指しますが、それだけではなく取引先(販売先)や外注先など、多くの人が該当します。全く1人で起業する場合でも、ビジネス上でパートナーとして協力を得るべき人たちがとても重要な存在になります。
そうした人たちとどのように関われば、自分の事業の発展に貢献してもらえるか、考えておく必要があるのです。
2.チームビルディングをしよう
ビジネスはある意味ゲームと同じで、どうやったら競合先に勝って儲けることができるか、ということが一つの目標になります。その目標に向かって成果を上げるために、効果的な組織づくりやマネジメント能力が大切です。
会社勤めで管理職などマネージャー的な立場を経験した人でも、事業経営では人を巻き込むことの難しさがあることを認識しておきましょう。
3.ビジネスに必要な人材をどうやって集めるべきか
予定しているビジネスを遂行する際に、自分自身に足りないスキルやノウハウは、他の人の才能を活用することが有効です。しかし、今や優れた人材は多くの企業が求めているので、確保することは容易ではありません。また「優れた人材」と思っていた人が、一緒に仕事をしてみたらそうでもなかったということもよくあることです。
そこで、どうやって人材を確保すべきか、事例を紹介しながらお伝えします。
4.1人起業でも独りで事業はできない
最近は、自分1人だけで社員も雇わない形で起業する人が珍しくありません。しかし、たとえ1人での起業であっても、完全に独りだけでビジネスを回していくというのには限界があります。
人を雇用しなくても、外部の人のスキルやノウハウをうまく活用しながら、ビジネスをチューニングしていくことが不可欠です。
5.ビジネスに必要な人脈を起業前につくる方法とは
「起業するには人脈が必要」といわれていますが、それは紛れもない事実です。たとえインターネットによるビジネスでも、必ず人と人とのリアルな関係が出てきます。ビジネスをうまく軌道に乗せるためには、人脈を持っているかどうかが重要なカギとなります。
起業した後に、急に人脈づくりをしようとしても間に合いません。起業前からコツコツとうまく人脈を構築するための方法について、具体的なケースを紹介しながら説明します。
6.社員・パート・アルバイトの雇用に関する基礎知識
起業して事業が活発化してくると、社員やパート・アルバイトを雇用する必要性がでてきます。もちろん、事業によっては起業時から確保しなければならないものもあります。しかし、人の採用はとても失敗が多いのが実態で、「思った通りに仕事をしてくれない」ということも珍しくありません。また、昨今は人手不足で優秀な人材を確保するのは容易ではないのです。
人の採用と教育についてどのようにしたらいいか、ポイントを押さえていただきたいと思います。
7.経営の重要課題は人を動かすこと
事業経営では、人をどのように動かしていくかということが重要な課題になります。必ずしも社員だけではなく、取引先や外注先など外部の人も上手に動かすことが事業繁栄のためのカギとなります。
人を動かすには、相手の利益や心理状態、人柄を考えながらうまくコミュニケーションをとることが重要です。
8.組織のマネジメントを学ぼう
事業が成長して組織化してくると、いかにマネジメントするかが企業の命運を左右するといっても過言ではありません。5名程度の少人数の組織であっても、マネジメント次第では最大限に組織力を発揮できます。
マネジメントというとピータードラッカーなどの理論が有名ですが、現実の中小企業では必ずしも有効ではないこともあります。実際の中小企業の現場でどのようなマネジメントがうまくいっているのか、上野が目の当たりにした事例を紹介しながら解説します。
9.社員の生産性を上げるための工夫
中小企業は人が命です。経営者を初めとして社員やパートタイマーが、いかに生産性を上げることができるかが事業発展のための重要課題です。経営者の中には、スタッフのモチベーションを最大限に高めて大きな成果を上げている人がいます。
その具体例を紹介して、ポイントをお伝えします。
第7回 足りないスキルとノウハウを補う
1.経営者に求められるスキルやノウハウとは
経営者には、事業経営を続けていくためにさまざまなスキルとノウハウが必要です。会社勤めのサラリーマンであれば、自分が担当する仕事を遂行するために特化したスキルがあれば何とかなりますが、経営者はお金のことを初めとして事業経営を切り盛りしていくための幅広い知識がなければやっていけません。
具体的にどんなスキルとノウハウが必要で、どうやって身につけたらいいかを解説します。
2.足りないスキルとノウハウを発見するチェックシート
あなたが起業するに際して、起業家として必要なスキルとノウハウを備えているかどうか、確認するためのチェックシートを準備しました。足りない項目が多くても、ガッカリする必要はありません。これから身につければいいことです。
まずは自分の現時点での経営者としての資質について、客観的に評価してみましょう。
3.業種によってとくに必要なスキルとノウハウがある
必要なスキルとノウハウは、業種によっては特殊なものが出てきます。ここでは、具体的な業種業態を例示して説明していますので、それぞれのビジネスにおいてとくに身につけるべきスキルとノウハウを理解することができます。
4.知っておくべき法律知識
身につけるべきノウハウのうち、法律知識について説明します。とくにお金に関係することでトラブルが起こりがちですから、法律知識を備えておかなければ損をしてしまうどころか、事業の存亡に関わることがあります。
また、契約書の作成方法や著作権など、押さえておくべき法的知識について解説しています。
5.避けて通れないIT・インターネットのノウハウ
今やどんなビジネスでも、ITやインターネットの知識が皆無ではうまくいかないと断言できます。また、インターネット上で自社(自店)の存在意義をうまく表現できれば、事業繁栄につながります。
ホームページやSNSなど、何が自分の事業に有効なのか考えて活用していくことが大切です。
6.スキルやノウハウをどのようにして補えばいいか
問題は、どうやってスキルやノウハウを補えばいいか、ということです。これまで経験したことがないことを身につけるのは、たやすいことではありません。
ここでは、最小の努力で起業に役立つ能力を得るためのヒントをお伝えします。
7.セミナーから起業に役立つノウハウを得る方法
今や「起業に役立つ」と銘打ったセミナーが多く開催されています。でも参加しても、役立つノウハウが得られないことも少なくありません。せっかくお金と時間を費やしてセミナーに参加するなら、有効な情報が得られるようにしたいものです。
セミナーは、上手に選んで参加することで役立つノウハウが得られるだけではなく、いい人脈となる人に出会えるチャンスもあります。どんなセミナーを選ぶべきか、効果的に受講するためにはどうしたらいいか、コツを解説します。
8.起業準備のためにおススメの読書術
「本を読むだけでは机上論で役立たない」いう人がいますが、優れた起業家は例外なくとてもたくさんの本を読みます。ビジネス書に限らず、歴史書、小説など幅広いジャンルのものを読んでいます。共通するのは、じっくり読むのではなく、速読・多読することです。
「1冊の本を読んで1カ所でも活用できるものが得られたらそれで十分」と考えて、本を読むことが成功起業家へと導いてくれます。
9.起業前に知っておかなければ怖いビジネス慣習
一般にはあまり語られていませんが、業種や地域によって独特なビジネス上の慣習というものが存在します。慣習を無視して成長する企業もありますが、最初から知らなくて無視するのではうまくいきません。
ビジネス慣習を知っておいて、従うべきものには従い、疑問に思うものは場合によっては破壊することで自社の強みとすることができるのです。
第8回 経理と資金繰り
1.事業経営はイコールお金の管理
事業の活動はほとんどがお金を回す活動ですから、すなわちお金を管理することであるといえます。「社会に貢献する」と高い志をもって取り組んでいても、活動できる収益を得られなければ続けることはできません。
お金を使ってリターンを得て、さらに事業を活発化させるための方法を学びましょう。
2.起業後に直面する「デスバレー」をどう乗り切るか
ほとんどの起業家が起業後ある程度経過した頃に直面するのが、「デスバレー」という現象です。
起業してもなかなか予想通りの売上が上がらず、または上がったとしても売上金が入るのが遅くなっている場合など、経費を先に支払わなければならないため、お金がどんどん減っていくのです。「デスバレー」とは、もう後がないほどにキャッシュが少なくなっている状況で、そこからどうにかしてお金を増やさなければ事業を続けられなくなりかねないのです。
それを聞くと怖いと思いますが、事業を軌道に乗せることができた起業家でも、例外なく「デスバレー」を経験して這い上がっているのです。彼らが乗り切った方法を、あなたもぜひ知っておいていただきたいと思います。
3.経理処理の基礎知識
事業経営をしていると、お金の管理に関して「経理」という作業を避けて通れません。さほど難しくはないのですが、ほったらかしにしておくと溜まってしまい、後で困る事態になります。また、今いくら儲かっているのか、あるいは赤字が出ているのか、という基本的なことが見えないことさえあります。
ここでは、経理のやり方や仕組みについて、分かりやすく説明しています。
4.財務諸表って何?どのような仕組みか
とくに法人企業の場合、年に1回決算をすることが必要です。そのときに作成される「損益計算書」「貸借対照表」などが、財務諸表と呼ばれる資料です。企業が年間にいくら儲けたのか(損したのか)、いくら資産を増やしたか(減らしたか)を示すものです。
個人事業でも、税務署に確定申告をするときに簡易的な損益計算書を作成しますので、それも同様のものです。
経営者として知っておくべき、財務諸表の仕組みと見方について説明します。
5.投資とリターンを読む
事業経営は何かにお金を投資をして、投資額以上のリターンを得ていくことが必要です。全く投資をしなければ稼ぐことはできないので、事業は続きません。投資とリターンはなかなか正確には読めないですが、工夫を凝らすことでできるだけ多くのリターンを実現できることが、事業活動の醍醐味です。
ここでは、どんな判断基準で投資を決めるべきか、そのポイントをお伝えします。
6.起業後の売上と収益はどうやって予測したらいいか
起業前にやっておくべき重要なこととして、売上と収益をどれくらい得られるか予測するという作業があります。起業はやってみなければ分からないというところがあるので、正確に予測することは不可能ですが、黒字になる水準の売上を達成することが欠かせません。
黒字となる売上金額(損益分岐点売上高といいます)を、果たして達成できるのか。達成できるとすればその根拠はどこにあるか?という難しい問題を考えることが大切です。
7.事業経営にかかる経費はどんなものがいくらある?
収益をできるだけ正確に見通すためには、かかるであろう経費を予測することが不可欠です。起業するときは、「家賃が○○万円で人件費がこれくらい、電気代がこんなもんかな」という具合に予測しますね。しかし、ほとんどの起業家が経費を少なく見積もっています。毎月かかる経費のほかに、消耗品や会費など次々に増えて予想以上にかかってしまうのが普通です。
ですから、経費の見込は予想の2割増しくらいに見ておいたほうがいいです。その具体的な見積方法について説明しています。
8.経営にまつわるお金の流れを知っておく
売上や経費の算出は理解できたとしても、実際のお金の流れを知っておくことが必要です。お金ってどこに置いておくの?経費ってどうやって支払うの?、といったことは「そんなの分かってるよ」と思っても、いざ始めると右往左往するものです。
銀行口座の開設方法やネットバンキングの話、取引先とのお金のやり取りなど、細かいことですが起業前に知っておくべきことはたくさんあります。
9.キャッシュフローと資金繰りを理解しよう
売上・収益の予測とともにとても大切なことは、資金繰りを把握するためのノウハウです。売上が発生しても、実際にお金が入るのが2カ月先という商売はザラにあります。一方家賃や人件費などの経費はお金をもらう前に支払う必要があるので、売上が増えてもお金が足りないという現象が起こり得ます。ひどいときには、黒字なのにお金が足りなくて倒産ということもあります。
そこで重要なことが、足りなくなるタイミングを早く把握して、その分資金を調達するなどの対策をとるための資金繰り管理です。
第9回 起業時に必要なお金と資金調達のコツ
1.起業にはどんなお金が必要か
あなたが起業するときに、何にいくらくらいのお金が必要か、計算しておかなければなりません。飲食店などお店を出すような起業であれば、不動産を借りるための敷金や保証金、内装工事代、厨房機器などに費やす資金が多く必要です。インターネットによるビジネスだと、そうした「設備資金」はあまりかかりませんが、利益が出るまでの間の経費などを支払うための「運転資金」は準備しておく必要があります。
事業を始めるための資金をどれくらい準備する必要があるのか、しっかりと計算する方法を学びましょう。
2.起業時の資金調達方法の種類
起業するためのお金の調達方法がどんなものがあるか、またそれぞれのメリットデメリットについて解説します。最近はインターネットの発展などにより起業時にかかる金額は少額化しているのですが、やはりそれなりに準備する必要があります。
3.デットファイナンスとエクイティファイナンスの違い
自己資金ではなく外部からの資金調達方法として代表的なものが、「融資を受ける」と「出資を受ける」という2種類があります。前者は「デットファイナンス」、後者は「エクイティファイナンス」と呼ばれます。
それぞれメリットとデメリットがあるので、事例を交えて説明します。
4.融資を受けるって怖いこと?
一般的に「エクイティファイナンス」は、技術力が高いとか斬新なアイデアに基づくようなベンチャーといわれるビジネスでなければ調達することは難しいです。そのため、多くの起業家は融資を利用して不足する資金を補います。ところが融資といえば、「返済できなくなったらどうしよう」といった不安が付きまとうため、怖いことだと思っている人も珍しくありません。
でも身内からの借入や公的な融資であれば、事業で稼いできちんと返済しさえすればとても有効活用できるものです。ここでは、融資を受けることについて正しい知識を身につけていただきます。
5.公的制度の活用方法
多くの起業家が活用している公的制度について、その種類と申し込み方法などを解説します。今は起業家を応援するための施策がたくさんあるので、融資や補助金など選択肢も多くなっています。
各種の公的制度について、それぞれの特徴やメリットデメリットなどについて説明します。
6.日本政策金融公庫から融資を受けるコツ
政府系金融機関で創業融資を積極的に行っている日本政策金融公庫の融資について、申し込み方法や審査をパスするためのコツなどについて解説します。上野は日本政策金融公庫で約1万人の起業家への融資審査に携わりましたから、どうやったら融資を受けやすくなるのか正しい情報を本音でお伝えすることができます。
7.都道府県・市区町村の「制度融資」を受ける方法
日本政策金融公庫と同様に起業家に有益な公的融資が、都道府県や市区町村による「制度融資」という制度です。この制度の融資を受けるためには、信用保証協会という公的機関の審査をパスする必要があります。
日本政策金融公庫とは少し違う審査のポイントなどについて解説するとともに、日本政策金融公庫との使い分けなどについて説明します。
8.融資を受けるための事業計画書の書き方
融資を受けるために不可欠なのが、事業計画書を作成することです。身内から借り入れするなら、書類にしなくても口頭で説明すれば事足りるかもしれません。しかし、公的融資を受ける場合には、必ず「創業計画書」という名の事業計画書を作って提出することを求められます。
巷には事業計画書について間違って情報が氾濫しています。多くの創業融資の審査を行った上野がしっかりとしたノウハウをお伝えします。
9.融資を活用して事業を発展させる方法とは
融資を受けることを嫌う起業家がいますが、事業活動を続けているうちに必ずといっていいほど、まとまった資金が必要になる場面が訪れます。そのときに融資を受けた実績がなければ、銀行に相談しても信用してくれない可能性があるのです。
起業して事業を拡大している起業家は、金融機関の融資をテコにして利益を増やしています。実際の経営者の事例を紹介しながら、融資を活用して事業を発展させる方法を解説します。
第10回 お客様を集める活動「マーケティング」
1.いいモノやサービスでもそれだけでは売れない
自社の商品やサービスをお客様に売って利益を得るために欠かせないのが、マーケティング活動です。今やマーケティングを制する者が市場を席巻するといわれるほどで、非常に重要な事業活動の一つです。
今やインターネットのほか多種多様のマーケティング手法の情報が氾濫しているので、何から手をつけるべきか悩ましいところですが、まずは代表的なマーケティング手法についての理解を深めていただきたいと思います。
2.マーケティングの基礎知識
マーケティングの手法には、古典的なものから最新のものまで多種多様です。でも小さな企業ができることは、予算的にも人材的にも限られています。ここでは、中小企業が取り組んで成果を上げているいくつかの方法について、その基礎知識を学んだいただきます。
3.意外と難しい「価格設定」のやり方
古典的なマーケティング理論である「マーケティングの4P」の中で、プライスつまり価格設定について考えてみましょう。小さな企業が生き残るためには、大企業のように価格競争ではダメで、独自の商品やサービスをより高く売ることが必要です。
ところが、価格設定で悩む起業家は少なくありません。とくに最初は友人知人がお客様になり低価格で提供して、それがそのまま定価になってなかなか儲けられないということがあります。起業前にしっかりと利益の計算をして、必要十分な価格設定をすることが重要なのです。
4.ターゲットとするお客様を特定する
ビジネスを構築する際に大切なことが、ターゲットとするお客様はどんな人か、できるだけ具体的に想定することです。たとえば「30代の女性」ではあいまいで明確な商品開発やマーケティングができず、結果十分な売上が達成でいません。
あなたの事業で具体的にどんなお客様をターゲットとして売っていくのか、まずは明確に想定することが重要です。
5.インターネットを活用してお客様を集める
今や「インターネットを全く利用せず事業を行うのはとても無理」といっても過言ではありません。どんな事業でもホームページがなければ信用されにくいものです。
一方ではインターネットをマーケティングに活用することで、業績を大幅にアップしている中小企業があります。リスティング広告やフェイスブック広告など、ノウハウを駆使することで大きな効果が得られるのです。
6.あなたに最適なマーケティングを探る
マーケティング手法は、業種業態によって有効なものとそうでないものがあります。たとえばごく限られた地域の住民を対象にする商売では、インターネット広告を出しても無駄になります。むしろ、地域に配布されるタウン誌などへ広告を出稿したほうが効果があります。
あなたの事業でどんなマーケティングが効果的か、候補を上げておく準備をしておきましょう。起業後は、トライ&エラーを繰り返していくことによってより明確になっていきます。
7.お客様の反応をみて商品・サービスを改善する
事業が長く続く秘訣の一つは、環境変化にうまく適合するということです。お客様のニーズは、時代の流れや他社の動向によって刻々と変化します。また、あなたの商品やサービスに対する要望も高度化してきますから、お客様の反応をみて改善改良を続けていくことが永続的な事業発展につながります。
8.効果的な営業の方法
私のクライアントの中で、右肩上がりに業績を伸ばしている起業家は、例外なく積極的な営業活動を行っています。もちろん、ゴリ押し的な営業は嫌われますが、うまく人間関係を構築してお客様候補との距離を縮めていき、成約につなげるということをやっているのです。
またBtoBのビジネスで、臆することなく大手企業に営業へ行って大きな契約に結び付けるといった行動で成果を上げている経営者も珍しくありません。
9.新規のお客様をリピーターにするための方法とは
新規のお客様を獲得し続ける「ハンター型」のビジネスは、売上が不安定になりがちです。安定した経営を目指すなら、一度買っていただいたお客様にリピーターになっていただく工夫をすることが有効です。
これも業種業態によりますが、多くのファンを獲得するためにはどうしたらいいか、事例を挙げて解説します。
第11回 起業へ向けて最終的な準備をしよう
1.最終的にビジネスモデルを固める
ここまで起業準備を進めてくると、どんなビジネスで起業するかある程度絞れてきます。「できれば全部やりたい!」と思うかもしれませんが、経営資源も限られていますので最初は一つのビジネスでスタートすべきです。
でもその一つをどれにするか、最後まで悩むものです。
ここでは、最終的にどんなビジネスにするか、判断するためのポイントについて説明します。
2.必要な経営資源(人・物・金)を揃える
どんなビジネスで起業するかが決まれば、それに必要な経営資源(人・物・金)を整えていく必要があります。一般的に大きな課題となるのが資金の問題ですが、業種によってはお金よりも人を確保することが難しいときもあります。
ここでは、経営資源をどのように揃えていけばいいか、実際の事例を挙げながら解説します。
3.店舗や事務所などを契約する際の留意点
店舗や事務所を必要とするビジネスの場合は、物件を探す作業を始めなければいけません。物件探しは新居を探すのと同じで、楽しい半面なかなか理想的なものがなくて悩むものです。
ようやく見つかっていざ契約しようとするときに、留意すべき点がいくつかあります。それを見落として契約してしまうと、起業後にとても困ることが珍しくないのです。
4.起業直前3カ月にやっておくべきこと
いよいよ起業の時期が近づいてきます。直前3か月は気を抜いてはいけない時期で、忘れないでやっておくべきことがたくさんあります。また、起業してした後ではなかなか時間がとれなくなるので、直前まで準備していただきたいことがあります。
「しまった。あれをやっておけばよかった」とならないように、一つひとつ着実にポイントを押さえた準備をしましょう。
5.自分のための事業計画書をつくる
「事業計画書」をつくる目的は、大きく分けて二つあります。一つは「人に見せるため」であり、もう一つは「自分自身のシナリオとして」作るのです。
「自分自身のためといっても頭の中にあるから必要ない」と思うかもしれませんが、起業前に考えていたことは意外と忘れてしまうし、重要なことを見落としてしまいがちです。「自分自身のシナリオとしての事業計画書」はとても重要なのです。
6.創業融資を受けるための手順と留意点
創業融資の受け方は第9回目の教材で説明していますが、ここでは実際の融資の窓口へ行くタイミングや留意点などについて、重要なポイントをお伝えします。
また、融資を受けた後にもいくつか留意点がありますから、しっかり確認していただきたいと思います。
7.起業後~起業後1年間の行動スケジュールを立てる
自分自身のシナリオとしての事業計画書に盛り込むべき項目の一つとして、起業して1年間ほどの具体的な行動スケジュールを立てることが大切です。その内容はビジネスの中身によって異なりますが、共通して重要な課題は「お客様を確保するための行動」です。できるだけ早くお客様を確保して採算ラインの売上を上げることが、事業を軌道に乗せるために不可欠だからです。
そのほか、起業当初にやるべきことは山のようにあるので、しっかりとスケジューリングしましょう。
8.会社名(屋号)を決める
起業直前になってきたら、法人で始めるなら会社名、個人事業主として始めるなら屋号を決めましょう。これは多くの起業家がもっとも楽しくできる準備です。思いや願いを込めてネーミングをしましょう。
あまり深刻に考え過ぎる必要はありませんが、自分がもっとも気に入ってお客様などへも説明しやすいものにするといいでしょう。
第12回 さあ、起業のスタートラインへ!
1.勤め先を退職するときの準備と留意点
起業前に会社勤めのサラリーマンの人は、退職するためのタイミングや手続きなどについて留意すべき点が多くあります。起業するからといっても、辞めるときに勤め先に大きな迷惑をかけてしまうと、後々やっかいなことになることもあります。
ここでは会社を退職時の留意点について、具体的にご説明します。
2.起業直前チェックリスト
ここでは、起業直前になったときに、準備や手続きで漏れや間違いがないか、セルフチェックするためのリストと各項目の詳細なコメントを記載しています。
一つひとつ確認していただきたいと思います。
3.起業直前の不安と解決方法
いくら準備をしても、起業直前になって「ほんとうに起業しても大丈夫だろうか?」と不安がよぎる方がほとんどです。でもご安心ください。これはあるべき不安で、むしろ「全く不安などない」という起業家は自信過剰で要注意です。
ここでは、起業にまつわる不安の解消方法をお伝えします。
4.会社を設立するまたは個人事業を立ち上げる
いよいよ起業のスタートラインに立つことになり、会社を設立するまたは個人事業を立ち上げるという作業に入ります。それぞれの具体的な手順と、留意点を説明します。
5.スタートした後に失敗しないための対策とは
起業家の中には、起業直後の進め方がまずくて短期間で事業を続けられなくなる方も少なくありません。
起業直後にいったいどんなことでつまづくのか?
ぜひ起業前に認識して、つまらない失敗を避けていただきたいのです。
6.起業後に困ったときはこうしよう
起業後に、大きな失敗はなかったとしても「これは困った」という事態はよく起こります。起業前は気軽に相談できた人でも、いざ起業した後は相談しにくい場合もあります。
そこで、よくある起業後の困りごとを例示して、その解決方法について解説します。
7.ホームページをつくろう
今やどんな業種でも、ホームページがなければ信用されないといっても過言ではない時代です。たとえホームページからお客様を集めるような事業ではなくても、取引先など利害関係者がネットを検索してあなたの事業のサイトの有無を調べるからです。
実は、ホームページを作ることは、簡単なようで難しいことなのです。「制作会社にいくらか支払って頼めばそれで完成」というものではなく、記事のコンテンツに工夫を凝らす必要があります。
起業後に作ろうとするととても手間がかかりますから、可能な限り起業前に時間をさいて制作しておくことが大切です。
8.忘れてはたいへん!事業を開始するときの諸手続き
起業直前には、忘れてはいけない様々な手続きがあります。
直前まで確認して、完了していないものを残さないようにしましょう。
さあ、いよいよ起業のスタートラインへ立つときです!
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