個人信用情報にネガティブな情報がある場合

創業融資を希望する人の中に、「個人信用情報がブラックなんです」と話す方がいます。事情を聞くと、以前に消費者ローンが払えなくなって債務整理を行ったなどです。「○年前に自己破産した」という方もいます。

そのような場合は融資が難しいのは事実ですが、必ずしも不可能というわけではありません。私が相談を受けたら、まず自分の個人信用情報を取得するようお勧めしています。そこにどのような形で情報が出ているか、確認することが大切です。

もし債務整理や自己破産をしたことが分かる記載になっている場合、融資担当者がそれを知ることになります。申し込みをしたら、あらかじめ個人信用情報を見ることができるからです(借入申込書の裏面に同意する旨の記載があります)。

ところが、融資担当者は個人信用情報の内容について、「これはどうしたのですか?」と質問することはできないのです。個人信用情報機関との契約で、記載内容については言及できないことになっているからです。

したがって、申し込みした起業家本人から、債務整理などを行ったことと事情をしっかりと説明することが大切です。
併せて証拠となる資料も提示する必要があります。そのうえで、事業を軌道に乗せて返済できると理解してもらうことによって、融資が受けられる可能性も出てきます。

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